語学力ゼロアラサー女子がイタリアへ嫁ぐ日記

語学力ゼロの妊婦がイタリア田舎ライフを記録するブログです。 気まぐれで更新します、よろしくお願いします。

コロナウイルスによる影響

Ciao tutti!

 

私が住んでいる街は北イタリアにあるロンバルディア州、ブレーシャ県です。

ミラノとベネツィアの中間といったら分かりやすでしょうか。

 

今回コロナウイルスの影響が一番大きいエリアで、国から様々な指示が出されています。

こんな経験イタリア国民はしたことがないとのことで、記録用にここに書き残します。

 

2月中旬からイタリアで始まったコロナ。

最初の感染者はローマで発見され、中国出身でした。

彼らは隔離され、すでに完治したとのこと。

そこから数週間後に中国へ仕事に行っていたイタリア人男性が帰国後に症状が出始め、感染を確認。

帰国後は症状がしばらくなかったそうで、数グループと食事に行ったりしていたそう。

しかし、調べると今イタリア全体に広がるウイルスの感染源はこの男性ではないらしい。

コロナが広がった最初の頃はアジア人が差別されたりと外歩くのが億劫になる状況が続きました。

それが数週間のうちにイタリア全体で広がり、今ではアジア人差別は感じなくなっています。

 

イタリア人は握手の挨拶はもちろん、男性同士でも両頬にキスして挨拶するのが文化です。

そして日本のようにマスクはしないし、帰宅後に手を洗う人も少なかった気がします。

もちろん感染原因はこれだけではないと思いますが、この文化でかなりの感染者が増えたんじゃないかなーと思います。

 

さて、現在イタリアでは全土で4月3日まで学校、公共施設、サッカー試合などの中止が決定しています。

そして政府は3月12日〜3月25日の期間で生活必需品の販売店,薬局,ドラッグストアを除く全ての商業及び小売り販売活動の休止を発表しました。

スーパーマーケット、薬局はお店が空いていますが、それ以外の店舗,喫茶店,パブ,レストランは,宅配サービスできる可能性を残して休業になっています。
対人距離1メートルの確保ができない理美容院,美容エステ店,食堂サービスは休業、生産業及び専門性の高い業務は,可能な限りテレワークで活動を続け,従業員には休暇の取得を推奨するようにと。

 

基本的にスーパーには物資が行き届いています。

しかし入り口には黒人の強面ガードマン。中に入れるのはひと家族1人のみ。

手袋、マスクを着用していなければ入れません。

レジで並ぶ際は前の人との距離を1メートル以上空けて並ばなきゃいけないため、少人数でもかなりの列ができています。

もっと人口の多いエリアに行くと、スーパー入場、レジ待ちで外にはみ出して並んでいます。

 

銀行、郵便局は予約制。

 

外出が禁止なので、もちろん車の使用も原則禁止。(スーパーに行く、止むを得ない理由は除く。)二人で乗車する場合は同乗者は後部座席に乗ること。

そして、なぜ外出をしているのかの申請書のフォームをインターネットからダウンロードし記入する必要があります。

道路には警察が車を止め、チェックしています。持ち運んでいない、もしくは理由が不当な場合は警察へ通報され、禁固刑を受ける可能性もあります。

 

外で2人以上の集会をした場合は5000€の罰金刑。

 

犬の散歩やジョギングは一人のみ、家の近所のみでなら許されていますが申請書を持ち歩く必要があります。

 

徹底された街の閉鎖。

目に見えないウイルス、そしてすぐに症状のでるものでもないのでとても怖いですね。

 

引きこもり生活1週間目はやることがなく、外に出たくて出たくて頭がおかしくなりそうでしたが、今は外に一歩も出たくなくです。泣

買い物も週1回、旦那が買い出しにいってくれてます。

7月頭が出産予定日な私。。。

それまでには落ち着いて、病院で問題なく出産を迎えられますように😢

 

今は世界全体で大変な時期だと思います。

みなさん、くれぐれもお気をつけて、そして乗り越えましょう。

Andrà tutto bene!!