語学力ゼロアラサー女子がイタリアへ嫁ぐ日記

語学力ゼロの妊婦がイタリア田舎ライフを記録するブログです。 気まぐれで更新します、よろしくお願いします。

復活祭(イースター)

 

Ciao!

 

コロナウイルスにより外出禁止期間がまた延期になっています。

4月3日までの予定だった外出禁止ですが、5月3日までに延びました。

もうもはや1ヶ月以上経過していてこの生活にも慣れたもんだ。

私は妊娠中なので買い物にも出させてもらえず、毎日庭にでてご近所さんと大声でおしゃべりしています。

 

さて、こんな外出禁止の中イタリアのイースター(復活祭)がありました。

イタリアではパスクワと呼ばれます。

 

日本に住んでいた頃のイースターのイメージといえばディズニーランドのイベントくらいでした。

カラフルな卵からキャラクターが生まれるイメージ…。笑

 

そもそもパスクワって何って話です。

イエス・キリストが十字架刑のあとに復活したことを祝う復活祭です。

キリストの復活とはキリストが生き返ったわけではなく、金曜日に墓に埋葬されたあと、3日目の日曜日にキリストの墓が空になっていて、キリストが再び人々の前に神秘的に姿を現したという聖書の記述によるものだとか。

カトリック教が多いイタリア人にとってはクリスマスと同じ、もしくはそれ以上に大切なお祝いなんだそう。

それから、毎年パスクワの日付は変わります。

3月中旬〜4月中旬までがパスクワの祝日となり、イタリア人もみんなカレンダーで日付を確認します。

2020年は4月12日でした。

 

パスクワで食べるものは、卵料理、子羊料理。(地方によって異なるそう。)

食後にはコロンバというパンを食べます。

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正式な名前は「コロンバ・パスクワーレ」と言い、それぞれ「コロンバ」は「鳩」を意味し、「パスク」は「復活祭」を意味します。

平和の象徴が鳩なんだとか。

クリスマスにはパネットーネを食べますが、作り方は同じ。

違いといえば上に甘いお砂糖とアーモンドが乗っているくらい。

 

 

それから必ず出てくるもの。

卵形の巨大チョコレートです。スーパーなどに売っているものは中におもちゃが入っています。

子供たちはこれを楽しみに開けるのがパスクワの楽しみの一つなんです。

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パスクワを楽しむ過程は家の中に卵の飾り付けもするそうです。

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パスクワは必ず日曜日になります、ちなみに翌日はパスクエッタという祭日です。

パスクエッタは長い冬を終え、春の始まりをみんなで祝う日になります。

この日は大体、家族や友達とピクニックを楽しむんだとか。

そしてこの日はtorta salata(トルタサラータ)を食べるそうです。

日本でいうキッシュですね!トルタ=ケーキ、サラータ=塩っぱい という意味。

ピクニックにトルタサラータを持ってみんなで外で昼食を取るのが一般的なんだそう。

 

パスクワの日は家族、友達に電話やメールを入れて、

「Buona Pasqua!」ボーナ・パスクワ!と言い合います。

イベントごとには必ず挨拶することを忘れないイタリア人。

コロナの影響もあって外出できないせいか、最近はこの人の温かさに感動させられっぱなしです。

 

今は外出禁止でどこにも遊びに行けないので、うちはみんなで庭に出て昼食を食べました。

せっかく暖かくなってきて春を楽しみたいのに外出できないのは辛いですね😢

早くコロナ終息しますように🙏