12月8日 インマコラータの日
日本でいうクリスマスとは私の中では家族より恋人と過ごすイメージが強いです。
はたまたクリスマスが平日なら仕事をしていつもと代わりなく過ごす人も少なくないはず。
私はクリスマスのイベントを遊ばない家庭で育ったので、最近までクリスマスの大切さがわからず仕事ばかりしていました。
しかしイタリアはクリスマスが一番大切なイベントかもしれません。
恋人ではなく家族と一緒に過ごします。
親戚大勢呼んで食事を持ち寄り、限界を超えるまで(←ここ強調したい。笑)飲み食いし続けます。
そして暖炉の前のソファに寝転がる、それがイタリアのクリスマスです。
そんなイタリア、実はクリスマス期間が長いんです。
今日がクリスマスのスタートの日、インマコラータ(Immacolata Concezione)の日です。今日は祝日。
インマコラータとは聖母無原罪の御宿りの日と言われ、マリアの母アンナがご懐胎した日だそうです。
イエスの母マリアが、マリアの母アンナの胎内に宿った瞬間、神の恩寵により原罪からまぬがれたという話から来ているそう。
今日から町中、家の玄関口でプレゼーピオという人形が飾られます。
真ん中に赤ちゃんがいますが、これがイエス様。
この赤ちゃんだけ12月25日になった日に飾ります。
何度説明を聞いてもちんぷんかんぷん。義母さんすみません。
うちのプリンチペッサもクリスチャンなので私も少し勉強しなきゃなぁ。
親子で宗教が違うとイベントの仕方までもが違うんですね。
今日は朝から近所の教会から鉦の音が聞こえてきます。
この音を聞くと現地の人たちは、あークリスマスだなぁと感じるそうです。
こんな祝日にはバールもスーパーもだいたい閉まってます。
町中も人が歩いていません。みんな家族で家にこもってるんですね。
私はこっちにきて初めてのクリスマス。
今からとても楽しみです。